仮想通貨の取引を初めて、最初に気にするべき「手数料」です。
仮想通貨を取引する際の手数料にはいくつかの種類があり、業者によって異なっています。
今回は、ビットコイン取引に関わる手数料について調べました。
実は、販売所の手数料は取引所と比較して非常に高いということが判明しました。
今回は、仮想通貨の手数料を人気業者である「コインチェック、ビットフライヤー、GMOコイン、BITBANK」で比較していきますので気になっている方はぜひご覧ください。
販売所の手数料と取引所の手数料比較
コインチェック、ビットフライヤー、GMOコイン、Bitbankの各種手数料を比較しましたのでご覧ください。
以下表はビットコインの手数料です。
手数料 | CoinCheck | bitFlyer | GMOコイン | Bitbank |
---|---|---|---|---|
販売所手数料 (スプレッド) |
約6% | 約7.5% | 約3.8% | 販売所なし |
取引所手数料 | Maker:0% Taker:0% |
0.01〜0.15% (BTC) |
Maker:-0.01% Taker:0.05% |
Maker:0% Taker:0.05% |
入出金手数料 | 入金:無料 出金407円 |
入金:無料 出金:220〜770円 |
無料 | 無料 |
販売所は取引手数料無料と言っている業者が多いですが、実質の手数料は買値と売値の差であるスプレッドです。
スプレッドは日々変動していますが、広いところはいつでも広く、狭いところはいつでも狭いという傾向があります。
取引所で扱われるメイカーとテイカーについて説明します。
テイカー(Taker)とは、既に板に並んでいる注文を約定させる注文のことで成行注文は全てテイカー注文になります。
一方のメイカーは、板に流動性を持たせる注文のこと。
指し値注文はメイカー注文になる場合が多いですが、全てメイカーになるわけではありません。
指値注文を行う場合、注文時点から注文が板にレスポンスするまでに時間差があるため、(メイカー/テイカー)が変わることがあるからです。
GMOコインのメイカーはマイナスになっていますが、これは手数料を取引所からもらえるということです。
販売所の手数料について比較しましたが%表示では、いまいちわからないという方もいるでしょう。
次の章では、実際に1万円分購入した場合の手数料を円で比較していきましょう
取引所手数料比較。1万円分購入した場合
実際に1万円分購入した場合の、手数料を表記します。
手数料 | CoinCheck | bitFlyer | GMOコイン | Bitbank |
---|---|---|---|---|
販売所手数料 (スプレッド) |
600円 | 750円 | 380円 | 販売所なし |
取引所手数料 | Maker:0円 Taker:0円 |
1円〜2円 | Maker: -1円 Taker: 5円 |
Maker: 0円 Taker: 5円 |
実際の額にしてみるとこれほどの差があります。
販売所の手数料であるスプレッドは流動性があり、日々変化しているので一概には言えませんが、取引所の方は手数料では優遇されているのは明らかですよね。
そもそも販売所と取引所の違いはなんなのでしょうか。
続いてはその違いについて解説します。
取引所と販売所の違いとは?
それぞれのメリット・デメリットをまとめると以下のようになります。
メリット・デメリット
【取引所】
メリット 手数料が安い
デメリット 反対注文がなければ成立しない
【販売所】
メリット 注文がほとんど通る
デメリット 手数料が高い
取引所というのは投資家同士が売買注文を使って仮想通貨を取引するものです。
運営会社は取引当事者を仲介する「板」と呼ばれる取引場所を提供しています。
取引所方式では、反対注文を出す投資家がいなければ注文は約定されません。
購入したい数の仮想通貨を必ず購入できる訳ではありません。
一方、販売所というのは、仮想通貨を購入するサービスです。
販売所は、購入価格と売却価格の差が、手数料の役割を果たしています。
そのため、取引所と比べて購入価格が高く、売却価格は低くなる傾向があるのです。
手数料で選ぶならば、取引所での売買の方がかなり有利です。